澁川神社境内東側     尾張旭市印場元町



           古くから、お稲荷さんとして親しまれ、日々多くの参拝者が訪れます。都伏見稲荷大社より分霊され
           渋川稲荷社として祀られています。
                 


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  Ⅰ.澁川稲荷社 御由緒  

     その昔、京都伏見稲荷大社より分霊され、庄中南島(現渋川町)の地に渋川稲荷社として、祀られて
     きました。その後、明治十一年六月一日 澁川神社境内に遷座され、以来多くの方々に、ご参拝戴
     いています。

     ・澁川稲荷社祭行事(春秋年二回) 

     □ 春 平成二十六年: 二月 
     □ 秋 平成二十五年:十一月     森の奥深くに、静かな佇まいの澁川稲荷社があります。

     年々、崇敬者の方々による「幟や新しい一対の稲荷像」など、あたたかいご奉納が、あって、何時
     しか華やいだ雰囲気に包まれるようになって参りました。
     皆さまの支えに、偏に感謝致しております。


 


  Ⅱ.日本の稲荷神社由来など 

    稲荷神を祀る神社を稲荷神社(いなりじんじゃ)と呼び、京都市伏見区にある伏見稲荷大社が、日
    本各所にある神道上の稲荷神社の総本社となっています。
    朱い鳥居と、神使の白い狐がシンボルとなっている神社として、広く知られている。「稲荷」と表
    記するのが基本だが、「稲生」や「稲成」とする神社も存在します。

    稲荷神(稲荷大神、稲荷大明神)は、山城国稲荷山(伊奈利山)、即ち現在の伏見稲荷大社に鎮座
    する神で、伏見稲荷大社から勧請されて、全国の稲荷神社等で祀られる「食物神・農業神・殖産興
    業神・商業神・屋敷神」ある。

    又、神仏習合思想においては仏教における荼枳尼天と同一視され、豊川稲荷を代表とする仏教寺院
    でも祀られる神仏分離の下、神道の稲荷神社では『古事記』、『日本書紀』などの日本神話に記載
    される宇迦之御魂神(うかのみたま:倉稲魂命とも書く)、豊宇気毘売命(とようけびめ)保食神
    (うけもち)、大宣都比売神(おおげつひめ)、若宇迦売神(わかうかめ)、御饌津神(みけつ)
    などの穀物・食物の神を主祭神とする総本宮である、伏見稲荷大社では宇迦之御魂大神を主祭神と
    して、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神と共に五柱の神として、祀るが、これら五柱
    の祭神は稲荷大神の広大な神徳の神名化としていまする。

    日本の神社の内で稲荷神社は、2970社(主祭神として)、3万2千社(境内社・合祀等全ての
    分祀社)を数え、屋敷神として個人や企業等に祀られているものや、山野や路地の小祠まで入れる
    と稲荷神を祀る社はさらに膨大な数になります。

    江戸の町の至る所で見かけられるものとして「伊勢屋、稲荷に、犬の糞」とまで言われ、広く民衆
    に溶け込んで行ったようです。本来は穀物農業の神だが、現在は産業全般の神として、信仰されて
    いる。稲荷神社は日本全国にあるが、その中でも東日本に多く信仰されている。 
    例えば、武蔵国国府所在地においては、明治初期に市内に6ヶ所で、稲荷神社が祀られており、市
    内の家々の屋敷神は566件にも上る等、多摩地域においては顕著である。


  Ⅲ.日本三大稲荷について(摩訶不思議)
  

    稲荷神社や稲荷を祀る寺院によって「当社は日本三大稲荷の一つ」という宣伝文句をよく耳にしま
    すが、総本宮の伏見稲荷大社では「三大稲荷は地域により異なる」として、三大稲荷の三社を限定
    することはしていないと認識しています。

    日本三大稲荷と称する、寺社の一部と各寺社が、他の2つを何としているか、日本全国に存在する
    「三大稲荷」代表的なものをを御紹介しましょう。
                                               
竹駒神社 宮城県岩沼市 伏見、祐徳
笠間稲荷神社 茨城県笠間市 伏見、笠間
豊川稲荷妙厳寺 愛知県豊川市 伏見、祐徳
瓢箪山稲荷神社 大阪府東大阪市 伏見、豊川
千代保稲荷神社 岐阜県海津市 伏見、豊川
草戸稲荷神社 広島県福山市 伏見、豊川
祐徳稲荷神社 佐賀県鹿島市 伏見、最上
最上稲荷妙教寺 岡山県岡山市北区 伏見、豊川

                                                                     
 
 

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