「杜の響き」メッセージ 第6章




                  謹 賀 新 年 
                  平成26年の夜明け

     新たな年を迎え同慶に存じます。
    東日本大震災発生以降3度目の年明けとなりますが、今なお多数の方々が避難生活を
    余儀なくされる中、復興に向け精励される被災者は固より、支援される各人・各界に
    敬意を感ずる次第です。

     相変わらず国内外での暴風雨による甚大な被害が報道されています。誕生以来数十
    億年を経た地球は絶えることなく活動を継続しており、私達人間は単に異常気象とし
    て対応する事無く、森羅万象と共生する精神を忘れず社会を営むことが肝要かと存じ
    ます。


     昨年は、伊勢神宮、出雲大社において遷宮が斎行され、また明るい報道も数々あり
    ました。山中教授で話題のIPS臨床応用の続編、リニア新幹線具体化計画発表、
    東京オリンピック・パラリンピック決定など、何れも「輪」の成果であり、波及効果
    として、日本国民各位が期待を込め自らの人生目標を見直す契機にもなったかと思い
    ます。

   
     新たな年を迎え、なお一層明るい心豊かな生活をご祈念申し上げると共に、関係者
    一同「徳は孤ならず」を念頭に氏子中のご意見を拝聴しつつ護持継承に勤めて参りま
    す。古より地域に根付いている「お・も・て・な・し」の風土で、絆醸成の一助にな
    れば幸甚に存じます。



                           平成26年 元旦 掲載
                          「杜の響き」 主幹 千雅翁




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