杜の響き 
「杜の響き」メッセージ 第4章



                   

                  橿原神宮崇敬者大祭参列    
      
          
               橿原神宮崇敬者大祭  平成25年10月12日斎行 

    
     橿原神宮では、平成25年10月12日 崇敬者大祭が斎行され、ご案内を賜り弊社から
    代表4名が参拝しました。
     当日は、天候にも恵まれ、地元市長、市議長、衆参国会議員始め、全国から約800名の
    方々が参列、盛大且つ厳かに執り行われました。
    御祭神に初代天皇とされる神武天皇・皇后が祀られ御神徳は同天皇の都建設の功績と神話に
    基づく長寿に肖り「開運・延寿」とあります。

     大和三山に囲まれ飛鳥・藤原時代の由緒ある地に鎮座された神宮は約50万平方メートル
    の神域に広大な社叢林と重厚な数々の建物があり、訪れる人々の心を清楚な境地に誘います。

     創建は、明治時代とあり近代に感じられますが、皇紀2600余年に対する日本国民の篤
    い畏敬の念が推察されます。  
    社殿は、重要文化財指定の元京都御所の賢所を本殿とし、前方に内拝殿と外拝殿を設け、
    その間斎庭を配して、周囲は回廊で擁護しています。

     一般参詣者が最初に入る外拝殿は、豪壮な建物で築後75年を経過し、銅版葺きの屋根も
    緑錆で被覆、その淡い青銅色が借景の社叢林と融和して静寂な雰囲気を醸し出してます。
    この拝殿に昇段すると斎庭越に幣殿・本殿の一部を垣間見ることが出来ます。

     今回は、特別のお取り計らいを得て、内拝殿への昇殿を賜り、身の引締まる想いで参拝さ
    せて戴きました。  典儀は、笙、篳篥、龍笛、筝、鼓の奏楽と巫女のよる榊舞の奉納もあり
    粛々と斎行され、壮麗な神宮大祭を体感しました。

     典儀は、笙、篳篥、龍笛、筝、鼓の奏楽と巫女のよ
    る榊舞の奉納もあり
粛々と斎行され、壮麗な神宮大
    祭を体感しました。
 
     式典後は、拝殿外の特設舞台で巫女による浦安の舞を
    始め、地元のバンド演奏も加わり、賑々しく大祭に
    華を添え、数百人参加の直会も催され、また、神宮前
    に設営された露店では、多数の参拝者が足を止め縁日
    に興じる光景もあり、心和ますひとときでした。 
   
 

     行届いた境内の整備状況を拝見すると、文華殿(重文)、勅使館、社務所、公苑等、数多
    くの建物・設備を擁する神宮の護持に勤められている関係者の日々のご努力と、橿原市民の
    神宮への敬愛精神が感じられ、渋川神社に奉仕する一行にあって充実した一日となりました。
 


                               平成23年10月28日掲載
                               「杜の響き」 主幹 千雅翁
         





杜の響きへ続く    神社INDEX