「杜の響き」メッセージ 第31章


  


                  初夏に贈る熱きメッセ-ジ
 
                   
神の子棋士


      14歳のプロ棋士、藤井聡太四段が28連勝の快挙を達成、全国的に朗報とし
     て、注目されています。神の子扱いされ将棋に馴染まぬ者でも関心を齎せます。

      一局に500万に及ぶ指し手があると言われる中、繰り出す定跡の応用力で
     諸先輩を撃破、しかも勝利に狂喜する事無く驕らず、謙虚な姿勢で映し出された
     報道もあり、視聴者には爽快な気分も加えて感動を与えたことと思います。若き
     中学生棋士の内面から仁の精神覚えます。

      勝負事は絶えずノーミスへの挑戦であり、精神的また肉体的に力の配分による
     競合が想像されますが、自ら選んだ軌跡により結果が現れます。日頃研鑽を重ね
     た末の判断力の賜物でしょう。

      他にも想定外の分野で新星が現れ夢多き社会に感謝しています。
      人生にはマニュアル化不能の広大な分野があります。そこには無限に近い多様
     な道があり、遭遇する場面で、取捨選択し新たな局面を得ることとなります。
     既存知識で、予期出来ない結果に人々は神の力として表現します。

      人は、体験した必然的現象を分析吸収して会得した気力知力、体力を糧として
     新たな道で極自然に応用してきました。
      文明が未開の時代には情報源も乏しく地球環境で、起こる自然現象の究明も出
     来ずに神の力と結論づけた場面も多かった事でしょう。

      科学で理論解明されない事象は無限に存在します。新たな次元で新事実が探求
     されても、更に新たな神憑り的現象に遭遇します。宇宙的視点に立てば人類には
     永遠に神の存在で表現される事象が出現します。 
     神への謝恩の精神が、人生の癒しと豊かな心の醸成に寄与すると確信します。
      各界に神の子が誕生することを念じています。


                    平成29年6月25日
                      千雅翁 筆 

        



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