「杜の響き」メッセージ 第26章





               早春のメッセ-ジ

         宇宙の仲間(トラピスト1の惑星)

      恒星の中でも比較的小型とされる赤色矮星「トラピスト1」の周りで既知の
     数より多い7個の惑星が確認されたと更新の報道があった。宏大な宇宙空間の
     一点から発した39年前の光を分析して、地球と同様の惑星と結論付けている。

      従来から、宇宙には地球と相似した条件の星が銀河系だけで何千もあると言
     われていますが、今後も地球環境で得た生命体が存在する必須条件と照合しな
     がら、種の起源にまで遡る夢への挑戦が続きます。

      大宇宙に視点を向ければ、文明科学を発展させた人類とは全く異なる生命群
     が築かれている可能性すら否定出来ません。
      視野を拡げ宇宙的感覚で社会を見つめることも肝要かと思われます。
      世界各地で生活を営む各種の民族を座視すると、自然現象を宿命としながら
     智慧を絞り生活環境に同化して仁の精神を礎に生活形態を醸成しています。

      地球という星では、全ての生物に等しく授かる自然界の恵みに対して随所で
     願と謝恩の祀り事があり、科学的立証のない霊魂に人生の重要な判断を委ねる
     時もあります。
      生物の自然環境への適応力から推察して、地球外の生命体に仮に想定外の文
     明が発祥したとしても、自然崇拝的な精神は継承されていると確信します。
      この地球上で棲息する人類を顧みると文明の発展は自然愛と仁徳を基本理念
     として、永続性が確保されています。

      渋川神社関係者は、八百万の神に尊崇の念を抱きつつ、氏子の方々のご支援
     を得て護持継承に勤めています。
 

 
                  平成29年 3月 1日 掲載
                 「杜の響き」 主幹 千雅翁






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