杜の響き 
「杜の響き」メッセージ 第21章






         七五三神事を迎えて

                   平成28年10月2日


     七五三の季節が到来しました。 神社境内が華やかに彩られる候です。

     参詣に同道される祖父母には後継者として、孫への期待父母にはわが子の成人
    への期待、子供には、当事者としての社会への仲間入りなど、立場により夫々の気概
    は異なるものの、無限の可能性を秘めた子供を七五三として祝う共通神事で一族が
    喜び合う伝統行事です。

     神社での神事は、静寂の中、雅楽が奏でる伝統音楽を交えた典儀が進行し極めて
    情緒的です。文明科学の発展に同化した社会に慣れ親しんだお子様には、異次元の
    凝思寂聴を体験することとなり、幼児期の記憶として強く刻まれることでしょう。

     幼児期に体験した感情は長く人生に影響します。
    神事で感謝の念を培い、両親は許より祖父母等の祝福を承けたひと時は、絆醸成の
    要素に加わることと確信します。
  
     後世、地元氏神神社での祈願が回顧される時期が到来すると思われます。
    然る時、幣神社が立派に護持継承され崇められる居処であることを願って関係者
    一同日々努めて参ります。


      

               平成28年10月02日 掲載

                「杜の響き」 主幹 千雅翁
    





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