杜の響き 
「杜の響き」メッセージ 第12章





                 
紅葉の季節を迎えて
             秋に寄せるメッセージ

     紅葉前線の南下と共に日本列島は、錦繍の秋に入りました。
    自然環境に浴した立地条件の賜物でエネルギッシュな夏から、エレガントな秋へと   
    四季の移ろいを実感する季節です。

     本年は、年初に神社関係者に提示する合言葉に、前年の火山噴火、豪雨による
    土砂流失など、自然災害の頻発から、「自然環境との共生」を人類永遠のテーマと
    して再確認することとしました。

     10月に全国民に届いた朗報「ノーベル賞」、詳細について理解出来ませんが、
    大村教授の「ゴルフ場の地中から採取した微生物から難病の治療薬生成」、梶田教   
    授の「大気から降り注ぐ、ニュートリノの質量立証」によるものと言わますが、何
    れも自然界を探求し続けた結果得られた成果で、無限の自然環境に挑戦する人智に
    感動する次第です。

     日本神道は、万物を対象とした八百万の神を崇める風習を根差したもので、科学
    的根拠はありません。幽玄の世界を夢として、尊く豊かな人生観の醸成に繋がれば
    有意義に存じます。

       

                         平成27年10月18日 掲載
                         「杜の響き」 主幹 千雅翁




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