「杜の響き」メッセージ 第10章





                   謹 賀 新 年

                      平成27年の夜明け


     新たな年を迎え同慶に存じます。
     東日本大震災発生以降4度目の年明けとなりますが、官民挙げての復興事業の傍ら
    昨年もまた広島の豪雨による土砂流失、御嶽山噴火による火山灰など、大規模災害も
    あり、犠牲者・家族への悼みとともに、報道される救助活動の方々を観て、改めて国
    民に根付く深い絆を感じる次第です。

     生きている地球に棲息する人類は森羅万象と共存する精神を忘れず社会を営み、災
    害を縮小することが、肝要かと存じます。

     一方、明るい話題も多々ありました。中でも赤崎・天野・中村3教授のノ-ベル賞
    はLED3原色を確立し既に日常生活に普及したもので、先の震災後の電力偏拍にも
    大いに貢献した由、また受賞後のコメントで「受賞者3人でよかった」とあり、一途
    な研究での連携に感動を覚えます。 日本人の勤勉さと、環境に各人が誇りを感じた
    ことでしょう。

     平和賞の少女マララさんの演説も素晴らしく、世界中の人々が胸を打たれたことと
    思います。

     今年も明るい話題の報道を期待しつつ、弊神社関係者一同「徳は孤ならず」の精神
    で護持継承に務め、氏神様の下、常に各位のご多幸を祈願申し上げています。

       

                            平成27年 元旦 掲載
                           「杜の響き」 主幹 千雅翁




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