第6回 考察:七五三参り
             
平成29年09月17日掲載
 
                七五三参りの時期を迎えて


 
      9月も白露を過ぎて、朝晩は過ごし易くなって、毎日のように七五三参りのお話が届くようになって
     来ました。 古来、男女三歳になると髪置の祝いと称して、白髪の鬘(カツラ)を頭にかぶせ、白髪に
     なるぐらいまでと、子供の長寿と幸せを願いました。
 
      男児は五歳になると、袴着(はかまぎ)として、碁盤の上で吉方に向け立たせ袴を着けさせ、女児
     は七歳になると、帯解(おびどき)として、帯の代用にしていた付け紐を取り去り、衣服の脇をふさい
     で、初めて帯を締めさせる習わしがありました。 神社に詣でて、子の長寿と幸を祝いました。
     それらは、必ずしも七五三と年齢を限らなかったようです。

      参拝日も正月の吉日や誕生日等に行われていたものが、江戸時代の初め頃から、十一月十五日
     が選ばれるようになりました。 暦を見ると十一月十五日は氏子祭・七五三と記されています。
     お手元の暦で、一度お読み下さい。
 
  
    霜月十五日は、陰陽道が説く、年中最上吉日の一つに当たることと、霜月は秋の稔りを感謝して
     田の神を山に、お送りする為の祭りが、家ごとに行われ、その神こそ 家々の御先祖の神で、出産に
     際して母と子とを守護されると信じられる産(うぶ)の神であり、子の成長の重要な時にあたって、こ
     の神に御加護を祈願することは当然なことでした。 澁川神社にも、澁川稲荷入口右側、連理木の
     北側に、山神社として、お祀りしていますので、是非お参り下さい。

      「七つ前は神の子」と言って、七五三になって初めて氏子入りの神詣でをしたとも言われています。
     両親、家族の中で愛情に恵まれて育った子は安心して外の世界へと出ていけます。(いつまで
     も安心して戻れる場所があるから)。 氏子として認められ、社会への第一歩を始めることになります。
     同時に親離れの一歩でもあります。

      神社としても、子供達の長寿と幸せを願い、門出を祝う気持ちを共有して行きたいと、思ってい
     ます。今年も例年通り、混雑致します。お早目にご準備を戴きますように。
 

                                平成29年 9月17日
                                  澁川神社
権禰宜
 



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