第13回 夏越の大祓い、半夏生、七夕について


          一年の半分が過ぎる六月三十日は夏越しの大祓いといって半年分の罪、穢れを形代に移し
         川に流すことと、茅の輪をくぐり夏に多い疫病から免れることを祈る行事です。昨年より茅
         の輪くぐりを復活させ、今年は3倍以上の多くの参加をいただき無事終了しました。今年は
         さらに7月7日にも近いことから、七夕の短冊も用意し願い事を書いて用意した笹に結んで
         もらえるようにもしました。日本は四季があり季節の移いがはっきりとしていて、節目ごと
         にいろいろな色々な行事が行われてきましたが、最近では新しく行われるものもあれば、忘
         れ去られてしまった行事もあります。
 
         ス-パ-のちらしを見れば7月2日は半夏生(はんげしょう)とやたらと目につくように
        なりました。田植えした稲の苗がたこの足のように大地にしっかりと伸び豊作になるように
        との願いから、たこを食べるのだそうです。さっそく、たこを食べました。(思惑どおりに
        たこがよく売れるでしょうか)
         本来は半夏という薬草(カラスビシャク)が生える日という意味で、この日までに田植や
        畑仕事を終える目安とされ、この日は天から毒気が空気中に立ち込めるといって畑の野菜類
        をとって食べることを控え、井戸にはふたをする習慣があったということです。
        また、今頃の時期に白い花が咲くハンゲショウという植物もあります。花の咲く頃、花に近
        い葉が一斉に白くなるので、植物の半分が化粧をしたようになるので半化粧と云うのだそう
        です。いろいろまぎわらしい事が多いようです。いずれにせよ身近に自然を感じ季節の変化
        に目を向ける心の余裕を持ちたいものです。
         神社としてはその一助として季節ごとの行事を大切に復活できるものは復活させ、守るべ
        きものは守って行きたいと思っています。子供さんにたくさん来てもらえたらと思っていま
        す。優しく、情緒豊かで感性の鋭い大人になってくれると信じています。
 

                            平成30年 7月 1日
                           澁川神社 権禰宜 記 






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