令和元年 6月22日
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俳句十句 「 お題-夏
」
襟開けて川瀬の風や合歓の花
線香の揺れに合わせて蚊の踊る
空豆の尻突き上げて反抗期
樟若葉大地の水を葉先まで
水上の湯屋訪ね行く麦の秋
帯とれば白き肌あり初なすび
さ緑の繭は山蛾の創りたる
げんげ田をひとつ見付けて里心
紫陽花や名も無き寺の道しるべ
見過ごすな紀伊の熊野の楠若葉
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